【お題】いらないページ
落書き帳兼メモ帳を持ち歩いている私は、毎年軽くて薄い手帳を選んでいる。何しろマンスリースケジュール以外のページは、ほとんど開きもしない。メモページさえ綺麗なまま1年が過ぎてしまうのだ。
お小遣い帳のようなものをつけていないので、ここ数年はクレジットカードを使った記録や、ランチに使った金額を手帳に書き込んだりしていた。しかしやはりマンスリーで事足りてしまう。
本当は、ウィークリーページが付いている手帳が欲しい。
ウィークリー付きの手帳は種類が多く、人気のイラストレーターが表紙を描いていたりと、見栄えも良い。あぁ、今年も手帳コーナーが出始めたな、とソワソワしていた気持ちが、ラインナップの増加とともにワクワクに変わってくる頃、私の求めている痩せっぽちのマンスリー手帳は隅に追いやられがちだ。毎年悩ましい。種類豊富なウィークリー付き手帳の中から、かわいくてキラキラ輝くとっておきの1冊を探したい、と、本当はずっと思っている。
とはいえ、ちょっとした大きさのあるメモ帳もあるので、あまり無駄なものは持ち歩きたくない。買うならば今まで私が散々「いらない」と突っぱねてきたウィークリーページにも、ちゃんと存在意義を与えないと気が済まないのだ。
だがわりとすぐに思いついたものがあった。
ファッションの記録だ。以前メモ帳に走り書きしたことがある。
シーズン毎に少ない服を組み合わせて、なけなしのコーディネートをひねり出すことはよくあることだと思う。これをマンスリーページに描いてしまえばいい、と思いついた。
なんなら番号をふっておいて「第2土曜は3番、日曜は1番、第3土曜は4番」とスケジュールの欄に書いておけば、同じスタイルで同じメンバーの女子会に参戦することだって避けられるかもしれない。
もうひとついいな、と思ったのは、スタイリングを描き出して並べることで「黒のスカートがあれば使い回せるのに」というように、必要なアイテムがわかりやすくなることだ。少ないお小遣いの中、絶対に失敗はできないけれどバリエーションは増やしたい。自力で必要最低限のアイテムを知ることができるのは、私にとってはポイントが高い。
晴れていらないページの使い道が決まった。明日は手帳コーナーを少し、覗いてみようか。
【今週のお題「わたしの手帳術」】